Bonjour、ノタキラです。
最近は、スマホを眺める時間が多かったのですが、なんだか疲れてしまうことも多く、習慣を変えたいなぁと思っていました。
家の近くの図書館でふとタイトルの掠れて読めなくなっている本を取ったところ、それが私の悩みを払拭する良い本でした。
タイトルはずばり『もう迷わなくなる最良の選択−人生を後悔しない決断思考の磨き方』。スリランカ出身で今は日本で仏教の教えを説いているアルボムッレ・スマナサーラさんの本です。
この本は、人生での最良の選択をどのようにすればよいかが書いてあります。
中でも、感情で判断するのではなく理性で判断すれば、あらゆるトラブルは避けられるとのことで、ノタキラも実践していきたいと思うアドバイスでした。
いいなぁと感情のまま人を触ればセクハラや痴漢になりますし、怒りの感情のままトラブルに対処すれば相手を屈服させたとしても相手から復讐の恐れがあります。
「感情を野放しにしてはいけない、理性でコントロールすることを覚えなければいけません」と書いてあります。
また、物事を決めきれない優柔不断の状態は、その行動を行なったときに気分爽快になるかどうかで決めるとよいとも書かれています。皿を洗うのは面倒だからなかなか取りかかれないけれど、皿を洗い終わったらスッキリして気分爽快になるからすぐにやる。そういったことの積み重ねで今が充実していきます。
「いまここ」に集中するべきとも書かれており、過去や未来の出来事は、起こってしまったことだし、起こるかわからないことだから、「いまここ」を充実させることで、過去の解釈も未来の状態も良くなると言っています。
どうしても過去について思い悩んだり、未来のことを憂たりしがちですが、いまここが一番大切でそれに集中することで、総じて人生が楽しく明るいものになるという発想は、今のノタキラに足りない思考法のように思います。
ノタキラはこの本を読み、行動をする際は、それが必要かどうかがモチベーションを維持するのだと思いました。必要なことと認識したなら本気になってやる。必要でないと思ってやっていることは時間を無駄にしていると。必要以上にSNSを見るのは時間の浪費になるかと思います。勉強は生きていくのに必要だと実感したときから本気になる。仕事も同じかなと思います。
アルボムッレさんの他の本もちらっと読んでみたのですが、仕事観について、仕事は生きていく上で必要なことですとのことです。
以下は書籍やTEDの内容を踏まえた超訳です。
「考えてみてください、原始の時代なら、住居や食糧を確保するのに枝を集めたり、狩りをしたりと個人が働かないと生きていけない状態です。現代は貨幣を通じて、仕事が収入や給与という形になり、それが複雑に見えるかもしれませんが、基本は生きていくためには働かないといけないのです。仕事は「逃れられない宿題」として考えてみてください。すると仕事に対する姿勢も良くなることでしょう。仕事を通じて社会に貢献しましょう。60兆個の細胞はひとつひとつは重要な役割を果たしていません。それが集まるとものすごい役割を果たすことができるのです。人も同じです。強いものや賢いものが生き残るのではないのです。変化に柔軟に対応し与えられた役割をこなすものが生き残るのです。」
最後に、私が『最良の選択』の本を読んでいて、ハッとさせられた文を載せておきます。
「やりたいことができる人生は幸せですが、自分のやるべきことが見つかったほうがもっと幸せです。やりたいことは自分の想像の範囲にしかありませんが、やるべきことは、思いも寄らないところにあったりします。だから人生は面白いんじゃないでしょうかね。」
アルボムッレさんは、やりたいこと探しは、一種の病気とも考えており、人生とは、自分の想像の範囲を超えたやるべきことを見つける、与えられることでこそ面白いと説いています。
必要なことをきちんとこなす人になっていきたいと願うノタキラでした。
「アルボムッレさんに学ぶ『最良の選択』!」はそんな感じ。
fin.